1土台敷き水平・ボルト固定確認合格・不合格写真2枚~承認
2断熱材敷き込み断熱材種類・厚さ確認合格・不合格写真2枚~
3床合板敷き込み済・未写真2枚~
4柱・梁・桁組み立て垂直・水平・歪み確認合格・不合格写真2枚~
5屋根じまいタルキック・野地板・ルーフィングの破れ・シワ確認合格・不合格写真2枚~
6構造金物取付(最重要)種類・位置・ビス本数を全数チェック合格・不合格写真6枚~(必須)
7上棟式餅投げ済・未・なし

上棟工事は、建物の「骨格」を形成する最も重要な工程です。
構造強度・精度・防水性能の基礎となるため、一本一本の柱・梁・金物の確認を徹底し、
写真記録も後工程への証跡として必ず残します。

1. 土台敷き

確認内容: 水平精度、アンカーボルト・ホールダウン金物などの固定状態を確認します。
土台の水平誤差は全体の建て起こし精度に影響するため、レーザー・レベル等で確認。
ボルトの締め付け不足や欠損も同時にチェックします。
記録: 写真2枚以上(全体とボルト部)
備考: 監督承認必須


2. 断熱材敷き込み

確認内容: 使用断熱材の種類・厚み・敷き込み間隔を確認します。
隙間があると結露や床下冷えの原因となるため、密着状態を重点的に確認。
記録: 写真2枚以上(全景・部分)


3. 床合板敷き込み

確認内容: 釘打ちピッチ・ジョイント部のズレ・たわみを確認。
合板の継ぎ目の隙間、釘の打ち忘れ、釘頭の浮きに注意します。
記録: 写真2枚以上
補足: 合板敷き完了後は清掃・防水シート準備まで確認します。


4. 柱・梁・桁組み立て

確認内容: 垂直・水平・歪みの有無、梁と柱の接合部の固定状態。
構造の精度を確保するため、組み立て後すぐに確認を行います。
建て入れ直しや仮筋交いの固定も点検対象です。
記録: 写真2枚以上(全景・接合部)


5. 屋根じまい

確認内容: タルキ・野地板・ルーフィングの破れ・シワ・重ね幅を確認します。
ルーフィングは雨漏り防止の一次防水となるため、破れやシワは即再施工
記録: 写真2枚以上(ルーフィング重ね部)


6. 構造金物取付(最重要)

確認内容: 使用金物の種類・設置位置・ビスの本数を全数チェックします。
金物の取り付け不備は構造耐力に直結するため、図面との照合確認を必須とします。
記録: 写真6枚以上(柱脚・梁接合・ホールダウンなど)
備考: 承認前の進行禁止(最重要項目)


7. 上棟式

確認内容: 餅投げなどの実施有無を記録。
式典の安全確保・参加者の動線も確認対象です。
記録: 写真2枚以上(任意)


🧾 備考

  • 「構造金物取付」は上棟工事の中で最も重要な検査ポイントです。
    すべての金物を写真付きで報告し、構造図と照合して承認を得てから次工程へ。
  • 「屋根じまい」後は、天候変化に備え、速やかに防水確認と写真保存を行います。
  • 各確認結果は施工管理クラウド上で即時共有し、改修指示がある場合は再撮影を実施します。